実際にあった復縁体験をご紹介するこのコーナー。
今回は元カノである女性の、3年という時間をかけての復縁エピソードです。
会社のイベントで偶然知り合った彼
彼と私の出会いのきっかけは、会社のイベントでした。
彼とは同じ会社でしたが部署がまったく違ったため、そのイベントまでは会ったことも話したことも、聞いたことすらない存在でした。
その会社のイベントではスポーツをしたのですが、その組分けは代表者によるくじ引きで行われました。
彼とは偶然同じチームになり、いっしょに練習したりいっしょにスポーツを楽しむうちに、私は彼を
「気さくで素敵な先輩だなぁ・・・」
と思うようになりました。
みんなの仕切り役・まとめ役的存在で、いつでもみんなの輪の中心にいる彼を見ているのが私は大好きでした。
いきなり、結婚前提の告白
そんなある日、先輩が私を食事に誘ってくれました。
「良かったら、今度二人で飲みに行かない?」
スポーツを通していつの間にか打ち解けていたので、私はごく自然に、その誘いに乗りました。
初デートで雰囲気の良いお店に連れていかれて、私は内心ちょっとびっくり。すると、彼から突然・・・
「結婚を前提に、お付き合いしてくれませんか?」
と、急な告白がありました。
当時、私は入社して間もなかったので、二十歳そこそこという若さ。「結婚」という二文字に違和感を感じつつも、先輩には好感を抱いていたので、お付き合いを始めることにしました。
つきあいはじめて3か月ほど経った頃でしょうか。
彼から、
「結婚したら、どこに住みたい?」
「結婚式のことだけど、どんな結婚式がいいかプランある?」
など、結婚についての話が、毎日のように出てくるようになりました。
正直、このままあと1年も付き合っていたら、すぐに結婚することになってしまう・・・そう感じて、うれしさや喜びより、焦りをいちばんに覚えた私は、その場は毎回なんとなくはぐらかし、交際1年を前に、彼に別れを切り出すことにしました。
彼のことは好きでしたし、いつかは結婚したいなと思える相手ではありましたが、「結婚したら、社内恋愛がご法度のこの会社にはもういられなくなるだろうな・・・」、「まだまだ仕事でやりたいことも、実現したこともたくさんあるのに・・・」と考えてしまった私には、まだまだ結婚を承諾できる余裕はどこにもなかったのです。
別れ話は、スムーズでした。
「別れたい」
そう告げた私に彼は、
「わかったよ・・・」
少し悲しそうに見えた彼の瞳は、すべてを受け入れてくれたようでした。
もしかしたら、私の気持ちに、彼はとっくに気づいていたのかもしれません。
別れて3年後、彼から突然のメールが
別れてしばらくは、お互い全く連絡も取り合いませんでした。
私は宣言通り仕事に打ち込みました。
別れている間、彼が何をしているのか、他の人と付き合っているのかなど、そんな情報は私の耳に一切入ることなく、彼のことはもうすっかり忘れかけていました。
ところが、別れてから3年ほどたった頃に、急に彼から
「元気にしてる?」
とメッセージが送られてきました。
私は、久々に彼から連絡をもらい、素直にうれしい気持ちになりました。
「久々にご飯行こうよ」
どちらからということなく、自然とご飯に行く流れになり、そして、気が付いたら
「よりを戻そうか」
という話になりました。
お互い復縁に全く違和感を持つことなく、私たちは再び交際を始めました。
そこから1年ほど交際した頃、
「もし良かったら、結婚しませんか?」
彼からのプロポーズと、婚約指輪が!
その頃の私は仕事での必要以上の力みもなくなり、周りを見る余裕も持てるようになっていました。
一方の彼も“とにかく結婚!”ではなく、1年という時間をかけてゆっくりと関係を育んでくれたことが分かっていたので、今度は即答でOKをし、私たちは結婚することになりました。
別れた理由が、私にとって単なる「年齢」であったとはいえ、お互い他の人と結ばれてしまうことなく結婚することになったのは、もしかして初めから結婚する運命にあったのかも・・・と、今でも時々彼と話しています。
まとめ:お互いが成長することで叶った復縁
別れた後も彼は、ayakaさんとのことをずっと忘れなかったのだと思います。ですがすぐに復縁を迫るのではなく、3年もの時間をかけて自分の気持ちと向き合ってきたのでしょう。
別れてしまった原因は結婚に対して性急すぎたという事も、自覚したのだと思います。
やはり自分自身を振り返り、良くないと思った部分を変えていくことが自分を成長させ、復縁を引き寄せるのだと思います。